⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒* 仙台市家庭教育支援チーム 杜の家せんだい ★☆ メルマガ ☆★ <<2019年12月15日号>> ⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒* 杜の家せんだいメルマガ会員の皆様こんに ちは! さて、今回のメルマガは「家庭教育ワンポ イントアドバイス」第49弾として、3人の お子さんを持つ伊藤仁さんから頂いたメッ セージをご紹介致します。 ☆★−−−−−−−−−−−−−−−★☆ 《家庭教育ワンポイントアドバイス》 ●メッセージ:伊藤 仁 さん ●テ ー マ:失敗の経験 ☆★−−−−−−−−−−−−−−−★☆ 私は3人の子供を持つ父親です。 子供が3人いると、個性が三者三様でそれ ぞれ全く異なる事に驚かされます。 一番下の子もようやく成人式を迎える事が 出来ましたが、3人の子育てを通して感じ る事は、失敗の経験も大事だという事です。 親は、子供が何かをしようとする時に、良 かれと思って先回りして失敗しないように 見守り、少しでも危なっかしい時はつい手 を貸してしまいます。 これ自体は別段悪い事でもないかもしれま せんが、度が過ぎてしまうと話は別です。 子供は親の過保護によって「失敗させても らえない」状況になってしまうのです。 子供は、色んな成功と失敗を繰り返しなが ら実に様々な事を学んで行きます。 失敗したときには痛い目にあうかもしれま せんが、それが実体験として非常に大きな 「学び」をもたらしてくれます。 最近はヘリコプターペアレントという言葉 がありますが、これは上空を旋回するヘリ コプターの様に子供のそばで管理・干渉し 続ける親のことをさします。 最近のアメリカの研究では「過保護が過ぎ た場合、子供は後々自己否定感に悩み問題 行動のリスクも高まる」という事が分かっ たようです。 この研究で用いたヘリコプターペアレント 度のチェック項目にはこんなものがありま した。 1.子供がすべき決断を親がしてしまってい  ないか? 2.子供が解決すべき問題を解決してあげて  いないか? 3.子供が困っているときに助けてあげてい  ないか? 特に3は、親としてはついついやってしま う事ですが、要は程度の問題かと思います。 子供が失敗する事を恐れて、いつも親が口 を出し過ぎていた場合、「失敗する」とい う貴重な経験が未熟な状態で育った子供は 社会人となって突然社会の荒波の中に放り 出された時に、助けて欲しい親の手の届か ない場所で自主的な判断が出来なくなるか もしれませんし、また失敗を経験した場合 は幼い子供の時よりも何倍もの苦痛に耐え なければならなくなるのかもしれません。 子供が自分で何かを始めた時は、もしそれ が失敗しそうになっても、失敗を「経験」 として肯定的に捉える勇気が、親には必要 なのかもしれませんね。 ☆★−−−−−−−−★☆     編集後記 ☆★−−−−−−−−★☆ 12月も半ばとなり、仙台市内では「光の ページェント」も始まりました。 暖かい色の光に包まれて、夢の世界に迷い 込んだかの様な幻想的な風景はいつ見ても 圧巻です。 私たちも「光のページェント」の光の様に 家族の皆を暖かな気持ちで優しく包み込ん であげたいものですね。 ☆★−−−−−−−−−−−−−−−★☆ ☆ ☆仙台市家庭教育支援チーム ☆ 杜の家せんだい ☆ http://morinoie.html.xdomain.jp ☆ ☆事務局 e-mail ☆ morinoiesendai@gmail.com ☆ ☆メルマガ登録/解除 ☆ http://www.mag2.com/m/0001681019.html ☆ ☆★−−−−−−−−−−−−−−−★☆