⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*  仙台市家庭教育支援チーム    杜の家せんだい   ★☆ メルマガ ☆★   2020年10月15日号 ⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒* 杜の家せんだいメルマガ会員の皆様 こんにちは! 今回のメルマガは「家庭教育ワンポ イントアドバイス」第69弾として、 専門学校の講師をされている横田広 先生から頂いたメッセージをご紹介 致します。 ☆★−−−−−−−−−−−−−★☆ 《家庭教育ワンポイントアドバイス》 ●メッセージ  横田 広 先生 ●テーマ  率直なコミュニケーションをすることの重要性 ☆★−−−−−−−−−−−−−★☆  今夏、来年4月から社会人となる学 生達に、このメルマガでも触れたこと のある「ゴードンメソッド」のインス トラクターである瀬川文子氏が書かれ た「職場に活かすコミュニケーション」 というテキストを用いて、社会人とし て必要なコミュニケーショーンの授業 をする機会がありました。  最初に自分のコミュニケーションの スタイルは「引っ込み型」「攻撃型」 「率直型」の3つのどれに近いかの 質問形式のアンケートを行ったところ、 8割近い学生が「引っ込み型」及び若 干の「率直型」をプラスした結果で、 すなわち「自分の意見をもっていても 引っ込めてしまう」ということがわか りました。 「ベストなコミュニケーションは率直 型」で行うことを説明し、自分が何を 求め、何を欲しているか自覚した上で、 それを相手を傷つけずに率直に伝え、 相手の思いや意見も尊重しながら、自 分の欲求を満たす行動をする。そのよ うな目標を掲げて出発しました。  最初の授業では、自分の感情を率直 に表す「Iメッセージ」や「わたしメ ッセージ」と呼ばれる表現の仕方を訓 練し、誰かに試してくるように宿題に 出しました。学生自身もそうですが、 その相手として選ばれた友人や親もが、 急にいつもとは違った言葉で話してく る学生の姿に、とまどったり、どう反 応していいかわからないような内容の レポートが多くありました。  社会人となると、組織の中で生きて いくためには、理解できないことや不 条理なことがあっても、自分の思いは 押さえて、まずは従順に従うことが求 められます。十数年学校という組織の 中で生きてきた学生達も、同じように 自分の意見は主張しないほうが良いと いうことが体に身についてしまってい るようでした。また普段の会話の内容 を聞いていても、最近はスマホ等のゲ ームや動画に関する話題が多く、自分 の感情を話すことをしていないことが ほとんどです。クラスメートの前で率 直に意見を述べるように言っても、話 すこと自体が恥ずかしいと感じる学生 が多く、自分の考え、特に感情を率直 に表すことができない(してこなかっ た)ようでした。特に感情を表す単語 がわからず、例えばネガティブな感情 は「ムカつく」「嫌だ」以外は、知ら ないといった学生もおりました。普段 のコミュニケーションの中で、自分の 感情を率直に表現せずに、どうやって 相手が自分のことを正確に理解してく れるでしょうか。率直に表現した際、 相手がその場にふさわしいコミュニケ ーションの仕方を知らず、自分が傷つ いたので辞めてしまったという人も多 い結果だといえるかもしれません。  そんな中でも、学んだ通りのコミュ ニケーションができる学生もいました。 普段から、言うべきことは言えて、話 を聞くことができる学生です。宿題を みたところ、親との会話との様子で、 言いたいことは言えて、親も話をきち んと聞いてくれるような家庭であるこ とがわかりました。また授業が進むに つれて、学んだことを積極的に使おう とする学生達も出てきました。  学校や会社といった組織の中では、 本音で言うことは難しい状況もありま す。しかし最も身近で接触する機会が 多い家庭の中で率直なコミュニケーシ ョンを行えるようにすることが重要で あること、また、それができていなか ったとしても、後からきちんと学んで 訓練を行えば少しずつではありますが 改善は可能であることを改めて実感し ました。  私自身も、家庭や職場また家庭教育 支援チームにおいて、今後も「率直な コミュニケーション」ができるように 尽力していきたいと考えています。 ☆★−−−−−−−−−−−−−★☆     次回講演会のご案内    ☆★−−−−−−−−−−−−−★☆ 【講演会開催のお知らせ】 これまでコロナ禍の影響により開催を 見合わせて参りました第8回講演会で すが、以下の日程で開催する事を決定 致しました。 【開催内容】第8回講演会 《テーマ:より良い親子関係を築く為の聞き方・話し方”ゴードンメソッドを体験してみませんか”》 ・日 時:2020年11月29日14:00〜16:00 ・場 所:仙台市民会館トークネットホール      2F第6会議室 ・定 員:15人  ※ソーシャルディスタンスを考慮し   定員を従来の半分の人数にさせて   頂きました。  ※参加の際はマスクの着用をお願い   致します。 ・講 師:石田 えみ子先生  (親業訓練シニアインストラクター) 【内容】 アメリカの臨床心理学者トマス・ゴー ドン博士によって開発されたコミュニ ケーションモデル。親子関係を豊かに、 温かく健全なものにし、子供の健やか な成長を実現する為のメソッドを体験 します。 あなたも子供のカウンセラーに! 【参加申し込み方法】 参加をご希望される方は、当杜の家せ んだいのメールアドレス(下記)まで必 要事項をご記入の上ご連絡頂くか、ご 紹介者を通じてお申込み下さい。 ●事務局   e-mail:morinoiesendai@gmail.com  ●必要事項(メールにご記入頂く内容) ・件名:「第8回講演会参加希望」      とご記入下さい。 ・お名前(フリガナ)(必須) ・メールアドレス(必須) ・電話(FAX)(任意) ※複数名参加を希望される場合は、参  加人数も併せてご記入下さい。  追って当事務局より参加可否のご連  絡を差し上げます。 【ご注意】 ●参加希望者多数の場合、会場の収容 人数の都合でご希望に沿えない場合も ございます。予めご了承願います。 ☆★−−−−−−−−★☆     編集後記 ☆★−−−−−−−−★☆ 街路樹のイチョウの木から道路に実が 落ち始めた今日この頃、紅葉の季節も 間近となりました。 街路樹と言えばイチョウの木が多いの ですが、これはイチョウの木が燃えに くく、災害時にも延焼を防いでくれる 事があるからだそうです。 都市計画を考える人たちは、色々な事 を想定しているんだなあと感心させら れますね。 ☆★−−−−−−−−−−−−−★☆ ☆ ☆仙台市家庭教育支援チーム ☆ 杜の家せんだい ☆ http://morinoie.html.xdomain.jp ☆ ☆事務局 e-mail ☆ morinoiesendai@gmail.com ☆ ☆メルマガ登録/解除 ☆ http://www.mag2.com/m/0001681019.html ☆ ☆★−−−−−−−−−−−−−★☆