⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*  仙台市家庭教育支援チーム    杜の家せんだい   ★☆ メルマガ ☆★   2021年9月1日号 ⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒* 杜の家せんだいメルマガ会員の皆様 こんにちは! 今回のメルマガは「家庭教育ワンポ イントアドバイス」第90弾として 個別学習塾を経営されている田代光 良先生から頂いたメッセージをご紹 介致します。 ☆★−−−−−−−−−−−−−★☆ 《家庭教育ワンポイントアドバイス》 ●メッセージ  田代 光良 先生 ●テーマ 「ケーキの切れない非行少年たち」新潮新書から ☆★−−−−−−−−−−−−−★☆ 医療少年院に入っている少年達の非行 は、窃盗・恐喝、暴行・傷害、強制わ いせつ、放火、殺人など様々です。 その矯正プログラムに携わった筆者が 感じたことは、認知機能が正常である、 ということを前提にしているため、う まく教育できていないということです。 実際面接をしてみると、 @ホールケーキを何等分かするとき扇  形に切れず、平行にナイフを入れて  しまう A簡単な図形を写せない、物が歪んで  見えているのではないかという疑問  がわく B計算ができず、漢字も読めないから  知的な蓄積が難しい C反省ができない、人の言っているこ  とが理解できない、人の気持ちがわ  からない、例えば被害者の気持ちを  想像できない D見通しが持てない、計画が立てられ  ない E融通が利かないから解決策が1〜2  つしか思い浮かばない などという、発達障害、知的障害の傾 向を持っています。 それなのに、それまで誰からも気づか れずに、または少し手のかかる子程度 にしか思われずに、それに応じた教育 もなされてきませんでした。だから、 仲間外れにされ、不登校になり、その イライラや葛藤が非行に走る原因とな り、唯一自分を認めてくれるのが非行 グループであり、その行動がエスカレ ートした、というのが現状です。 たとえ非行に走らなくても、社会に出 れば厳しい現実にさらされます。仕事 でミスが目立つ、職場での人間関係が うまくいかない、などで、職を転々と したり、引きこもったり、うつ病にな ったりします。 しかしながら、少年院に来たそんな彼 らが変わるきっかけとなるのが、 ・家族のありがたみ、苦しみを知ったとき ・被害者の視点に立てたとき ・将来の目標が決まったとき ・信用できる人に出会えたとき ・人と話す自信がついたとき ・勉強がわかったとき ・大切な役割が任されたとき ・物事に集中できるようになったとき ・最後まで諦めずにやろうと思ったとき ・集団生活の中でかつての自分の姿に気づいたとき だと言います。 だとすれば、そういう接し方をされてく れば彼らの人生が変わったものになった 可能性があります。 子供たちの早い段階での大人の接し方が 大切です。そして、そういう子供たちは 小2ぐらいからサインを出しているよう です。 スクールカウンセラーを充実させ、保護 者、先生と連携して、早期の気づき、対 応が求められます。 ☆★−−−−−−−−−−−−−★☆     次回講演会のご案内    ☆★−−−−−−−−−−−−−★☆ 次回のセミナーは今回実施したものと 同様にZoomを使用したオンライン(Web) 参加形式での開催を予定しております。 日程や内容等が決まりましたら、当メ ルマガ及びホームページにて告知致し ます。 ☆★−−−−−−−−★☆     編集後記 ☆★−−−−−−−−★☆ 皆様こんにちは 去る8月29日に当杜の家せんだい主 催第10回講演会(オンライン講演会・ 座談会)が開催されました。 今回は仙台市議会議員である村岡貴子 先生を講師に迎え、仙台市の不登校児 童生徒の現状と対策について学びまし た。 毎年増加していく不登校児童数の現状 に対して、仙台市としての課題・対策 の取り組み等を分かりやすく学ぶこと が出来、非常に有意義な会となりまし た。 この内容は今後会報・サマリーにて皆 様にご報告させて頂く予定です。 ☆★−−−−−−−−−−−−−★☆ ☆ ☆仙台市家庭教育支援チーム ☆ 杜の家せんだい ☆ http://morinoie.html.xdomain.jp ☆ ☆事務局 e-mail ☆ morinoiesendai@gmail.com ☆ ☆メルマガ登録/解除 ☆ http://www.mag2.com/m/0001681019.html ☆ ☆★−−−−−−−−−−−−−★☆