⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*  仙台市家庭教育支援チーム    杜の家せんだい   ★☆ メルマガ ☆★   2021年11月15日号 ⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒* 杜の家せんだいメルマガ会員の皆様 こんにちは! 今回のメルマガは「家庭教育ワンポ イントアドバイス」第95弾として 精神科医・臨床心理士であり当杜の 家せんだい代表である石井洋先生か ら頂いたメッセージをご紹介致しま す。 ☆★−−−−−−−−−−−−−★☆ 《家庭教育ワンポイントアドバイス》 ●メッセージ  石井 洋 先生 ●テーマ 「渋沢栄一と日本の道標」 ☆★−−−−−−−−−−−−−★☆ 最近世の中で渋沢栄一が大変な脚光を 浴びています。NHKの大河ドラマ「青天 を衝け」の主人公が渋沢栄一ですし、 令和6年(2024年)からは新しい一万円 札の肖像が渋沢栄一となることが決ま っています。明治時代に活躍し、日本 を近代国家として建設していくために 尽力した人物で、「日本資本主義の父」 と呼ばれています。生涯に500もの会社 を設立したことが有名です。 彼が生きた時代の日本は江戸時代から 明治維新を経て西洋の文物を吸収しな がら大きく世の中が様変わりしていき ました。その中で彼は当初は倒幕を計 画する尊王攘夷派の志士でしたが、そ の後幕臣となって欧州を視察します。 やがて大蔵省の役人になり多くの改革 を成し遂げますが、後に民間に下り多 くの会社を作り、文化や教育事業にも 多くの影響を及ぼしました。とてもエ ネルギッシュかつ柔軟な人生を生きた のです。 変化に富んだ時代に変化に富んだ人生 を生きた渋沢でしたが、そんな彼の生 き方をつらぬく精神的な柱が論語の精 神でした。多くの事業に着手したのも 金儲けのためにしたのではなく、事業 をおこして皆が豊かになる社会を作り たいという公益の精神からでした。 倫理と経済の調和をはかりたいという 彼の思いは『論語と算盤』という著書 のなかにも明確に述べられています。 明治時代の日本は欧米のあり方を手本 としながらそれを吸収し、取り入れて いくことで国の未来を描くことができ ました。しかし現代においては日本も 世界も手本とすべき明確な道標があり ません。渋沢は晩年2回ノーベル平和 賞の候補になるなど時代や地域を超え た普遍的な価値観を体現した生き方を しました。倫理と経済の調和を模索し、 エネルギッシュに時代を駆け抜けた渋 沢の人生を通して混迷の時代に生きる 私たちは多くのことを学び、示唆を得 ることができることでしょう。 ☆★−−−−−−−−−−−−−★☆     次回講演会のご案内    ☆★−−−−−−−−−−−−−★☆ 次回のセミナーは今回実施したものと 同様にZoomを使用したオンライン(Web) 参加形式での開催を予定しております。 日程や内容等が決まりましたら、当メ ルマガ及びホームページにて告知致し ます。 ☆★−−−−−−−−★☆     編集後記 ☆★−−−−−−−−★☆ 皆様こんにちは 日々寒さが増す今日この頃。 街路樹からの落ち葉が歩道に積もり、 踏みしめる度に乾いた音を立てる季節 となりました。 街行く人のファッションも冬支度の方 が増えて来ましたね。 これからインフルエンザが流行する季 節となりますので、皆様十分お気をつ け下さい。 ☆★−−−−−−−−−−−−−★☆ ☆ ☆仙台市家庭教育支援チーム ☆ 杜の家せんだい ☆ http://morinoie.html.xdomain.jp ☆ ☆事務局 e-mail ☆ morinoiesendai@gmail.com ☆ ☆メルマガ登録/解除 ☆ http://www.mag2.com/m/0001681019.html ☆ ☆★−−−−−−−−−−−−−★☆