⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*  仙台市家庭教育支援チーム    杜の家せんだい   ★☆ メルマガ ☆★   2023年4月1日号 ⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒* 杜の家せんだいメルマガ会員の皆様 こんにちは。 今回のメルマガは「家庭教育ワンポ イントアドバイス」第128弾として 個別学習塾を経営されている田代光 良先生から頂いたメッセージをご紹 介致します。 ☆★−−−−−−−−−−−−−★☆ 《家庭教育ワンポイントアドバイス》 ●メッセージ  田代 光良 先生 ●テーマ 心はどこにある? ☆★−−−−−−−−−−−−−★☆ あなたは、心はどこにあると思います か? 頭と思う人がいます。 脳の神経の働きが様々な感情の働きと して感知されると考えるからです。 また、胸と考える人もいます。 例えば、胸が痛い、胸が熱くなる、キ ュンとなる、胸をかきむしるといった 表現があるからです。 しかし、心は人と人との「あいだ」に 存在すると考える人もいます。 赤ちゃんが生まれてきて、お母さんと 見つめあうとなんだか嬉しくなります。 それは、お母さんの目が嬉しそうに笑 っているからです。二人は繰り返し微 笑みあい、赤ちゃんの心に嬉しいよう な幸せのような温かい気持ちが生まれ てくるでしょう。 その赤ちゃんも、おなかがすいたりお むつが気持ち悪いときには思いっきり 泣きます。そんな時のお母さんのちょ っと困ったような顔、にらんだような 顔を見ることもあります。 こうして、快、不快の感情、つまり心 の働きが生まれるのです。心地よいこ とは嬉しい、幸せにつながり、気持ち の悪いことは、楽しくない、嫌なこと と学習していきます。 そして成長してお母さんと散歩に出て、 道端に咲く小さな花に興味を持って思 わずしゃがみこみます。一緒にしゃが みこんだお母さんが「あら、かわいい タンポポね。きれいな黄色。」と言い ながらにっこり笑顔を見せれば、「か わいい」「きれい」という言葉の意味 だけではなく、それは人を幸せにして、 喜びを生み出すことを学びます。 そしてお母さんと一緒ににっこり微笑 みを浮かべるでしょう。 そんな時、これが幸せということであ り、幸せということは心地よいものだ ということを実感します。 こうした共有体験(感情の共有)が数 多くあれば豊かな感情が育ちます。嬉 しい、楽しい、きれい、可哀そうなど の感情が育っていくのです。 逆に不足すれば心が育ちません。 こう考えると、心は人と人との間に生 まれる、と言えるのです。もし人が生 まれてからずっと一人でいれば、そう した感情を身に付けることが出来ない でしょう。 例えば、ローマ帝国のフリードリッヒ 2世は、人類の言語の起源を確かるた めにある実験をしました。 生まれて間もない捨て子の赤ちゃんを、 一切話しかけず、あやさず、機嫌を取 ったり、スキンシップをせず、生命維 持のための授乳や入浴のみで育てたら、 一体何語を話し始めるのか、という実 験です。 しかしこの実験は、赤ちゃんがすぐに 全員死んでしまったから結果が出ませ んでした。 つまり人間は、人間的なコミュニケー ションがなければ心が育たないどころ か、生きることすら出来ないことを物 語っています。 人にとって、人と人との感情のやり取 りが非常に大切です。 生物学者のマジェリー・スワンソンは、 人間が生きていくための不可欠な要素 として、空気、水、食物、コミュニケ ーションの4つを挙げています。 スマホ全盛時代ですが、そういうこと もお忘れなく。 特に感情を育てる時期のお子さんには。 ☆★−−−−−−−−−−−−−★☆   次回講演会のご案内    ☆★−−−−−−−−−−−−−★☆ 【開催内容】第14回講演会 ・テーマ:発達凸凹さんが生きやすくなるには  〜生きづらさ・育てにくさへの対応を考える〜 ・日 時:2023年4月2日14:00〜16:00 ・場 所:仙台市民会館トークネットホール      1F第1会議室 ・定 員:30人 ※参加の際はマスクの着用をお願い   致します。 ・講 師: -坂東 千恵 様   子育てサポート「楽っこ」代表   社会福祉士 保育士        【内容】 発達に特性があるお子さん方は生きづ らさや 育てにくさにつながりやすい といわれています。 うまくいかないことがあったときに、 具体的にど うしていけばいいのか、 考える機会や手立てはまだまだ少ない と感じます。 『困り事チェックシート』を使いなが ら、自分を知る、相手を知るためのお 話をしていきます。 ※講演会の後、質疑応答・座談会があります 【参加申し込み方法】 参加をご希望される方は、当杜の家せ んだいのメールアドレス(下記)まで必 要事項をご記入の上ご連絡頂くか、ご 紹介者を通じてお申込み下さい。 ●事務局 e-mail:morinoiesendai@gmail.com  ●必要事項(メールにご記入頂く内容) ・件名:「講演会参加希望」      とご記入下さい。 ・お名前(フリガナ)(必須) ・メールアドレス(必須) ・電話(FAX)(任意) ※複数名参加を希望される場合は、参  加人数も併せてご記入下さい。  追って当事務局より参加可否のご連  絡を差し上げます。 【ご注意】 ●参加希望者多数の場合、会場の収容 人数の都合でご希望に沿えない場合も ございます。予めご了承願います。 ☆★−−−−−−−−★☆   編集後記 ☆★−−−−−−−−★☆ 4月を迎え、ここ仙台でも桜の花が見 ごろとなる場所が増えて来ました。 過去3年の花見シーズンは新型コロナ ウイルスの感染拡大で自粛要請が出て いましたが、今年は4年ぶりに行動制 限なしとなり、マスクなしで花見を楽 しむ人たちの姿も見られるようになり ましたね。 さて、次回講演会がいよいよ明日4月 2日に迫って参りました。 皆さまふるってご参加下さいませ! ☆★−−−−−−−−−−−−−★☆ ☆ ☆仙台市家庭教育支援チーム ☆ 杜の家せんだい ☆ http://morinoie.html.xdomain.jp ☆ ☆事務局 e-mail ☆ morinoiesendai@gmail.com ☆ ☆メルマガ登録/解除 ☆ http://www.mag2.com/m/0001681019.html ☆ ☆★−−−−−−−−−−−−−★☆